中田重仁(なかだ しげひと)

鵜坂村分田 明治31年(1898)~昭和59年(1984) 享年86

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朝日村友坂中田重次郎・ジンの長男として生まれた。

大正10年金沢医学専門学校(現金沢大医学部)を卒えて、鵜坂村分田で開業、附近民から「なんでもこなす」全科医として慈父のように慕われた。

医院といっても普通の民家と変わりなく、たくましい行動力で、馬で、オートバイで、軽四輪で、患者の家を気軽に駆けめぐり、適格な診断と行き届いた治療で定評を得ていた。

県医師会役員としても貢献したが、終始無位無冠、地位、名声には無頓着、「医はわが天職」とただひたすら、住民の為にカの限りを尽した。